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三菱京都病院 放射線科
PET(Positron Emission Tomography)に関して

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PETとは?
PETとは、Positron Emission Tomographyの略で、ポジトロン(陽電子)を 放出するアイソトープで標識された薬剤を注射し、その体内分布を特殊なカメラで映像化する新しい診断法です。ポジトロンCTとも呼ばれます。
PETで使用される薬剤(FDGといいます)はブドウ糖をアイソトープで標識したものです。細胞はブドウ糖をエネルギー源として使っていますが、がん細胞は正常の細胞よりも活動性が高いため、栄養であるブドウ糖をたくさん取り込む性質があります。したがってFDGもがん組織に多く取り込まれ、この部分から正常組織よりも強い放射線が出てきます。放射線の量は腫瘍細胞がブドウ糖を取り込む量、つまり活動性に比例するため、PETはがん細胞の機能(活動性)を反映する画期的な検査といってよいでしょう。


PET検査をすると・・・
1. 注射一本、寝てるだけで全身チェック!!
2. 早期の治るがんを見つけましょう。
初期がんの発見率が従来法に比べて飛躍的に高くなっています。
腫瘍の良性・悪性および病巣の拡がり・病期診断゙に役立ちます。
3. 苦痛を伴わず短時間で検査できます。

正常 多発性転移


 PETは安全?
PETで使用される薬剤はブドウ糖の一種であり、副作用の報告はありません。当院では医薬品としてのFDGを製薬メーカーより入手して使用しております。
また、体内に投与されるアイソトープは量も少なく、半減期も非常に短い(半減期110分)ため、被曝量は人体にほとんど影響のないごく微量です。およそ人間が1年間に自然界から受ける被曝線量とほぼ同じ程度とお考え下さい。


 PET検査は苦痛?
検査はまず静脈注射をした後、薬剤が全身に分布するまで1時間ほど待ちます。その後はポジトロンカメラのベッドに寝ているだけです。カメラはCTの装置に似ていますが、大きな音もせず、狭くもありません。撮影時間は30〜60分程度で、この間は安静にしていただきます(注射から検査終了まで約2時間かかります)。なお、検査前の1食分(例えば午後の検査であれば昼食)は絶食で、甘い飲料も摂取禁止ですからご注意下さい。




 PET検査は万能?
PETでは診断が難しい、あるいはその有用性が低いがんがいくつか知られており、例えば胃がん・腎がん・尿管がん・膀胱がん・前立腺がんなどです。
ただし、これらのがんは「原発巣の診断には向かない」ということで、遠隔転移や再発診断にはPETが有効な場合もあります。


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三菱京都病院 放射線科
京都府京都市西京区桂御所町1